何もできない日でも、ここにいると感じられるために
aya_ara
ステイル病 それでも笑う日々
2025年5月17日(土)。
病棟へ移動してから、どのくらい時間が経ったのだろうか。
眠っているような、意識が浮いたり沈んだりするような感覚になかで、ふと、聞き覚えのある声と、誰かの話し声が耳に入ってきた。その声に、ぼんやりしていた意識が少しだけ向いていく。
主人の声だ…。七尾市から戻ってきてくれたんだ。。ぼんやりとした意識の中でも、そのことだけははっきりとわかった。そして、安心をしたことを覚えている。
目を開けると、主人と男性ドクター、病棟の男性看護師の三人が枕元に立って話をしていた。
ドクターは、救急外来での対応について静かに説明を続けていた。 主人は、私の病状のこと、そして今回の救急外来に対応への不信感を率直に訴えていた。 ドクターは、私の病気が難病であり、専門医でなければ適切な処置ができないことを改めて伝えてくれた。 主人は「研修医だから、と電話で言われたが、それは内輪で言うことはあっても、患者に対して言うことではない!」と声を荒げた。その声には、怒りと悔しさがにじんでいた。
意識が遠のきながらも、枕元で言葉を交わす2人の姿を、ぼんやりとをみていた。
同席していた男性看護師は、私の様子を気に掛けながら、二人の会話を電子カルテに記録しているようだった。その時は、すでに日付が変わっており、体温は41.0度を記されていた。看護師さんは、アイスノンで頭を冷やしてくれた。