落ち着かない。
aya_ara
ステイル病 それでも笑う日々
2026年3月13日(金)。
救急外来で、母の横に付き添いながら病棟へ移動できるのを待っていた。 兄と私のすぐそばでは、次々と救急車から受け入れの連絡が入り、そのたびにスタッフの声が飛び交う。その喧騒を、ただ静かに聞いていた。
息子も、こんな現場で働いているのだろうか…。
と、ふと胸の奥で思った。それは、兄も同じように感じていたようだ。
そんななか、息子からラインが届いた。
『いまから、そちらへ向かいます。』
なんと心強いことだろう。と思う一方で、京都から名古屋までの夜道の事を考えると、事故でもあったら…と不安もよぎる。気持ちは複雑だ。
病棟へ移動し、看護師さんから入院のオリエンテーションを受けた。
書類には入院の目安4週間程度と記されていた。体調の様子を見て、自宅に戻る前にリハビリテーション病院へ転院をする可能性もあるという。
本来なら、もう面会時間を過ぎていたが、息子が京都から向かっていることを伝えると、「今日は特別に…。」と面会を許可してくださった。
息子が到着し、一諸に母の元へ向かった。
消灯後で大きな声が出せないため、小さな声で 「ばあちゃん、わかる?ばあちゃん!目を開けられる?」 と肩や手に触れながら何度も声を掛けた。息子が手を触ると、母は息子の手を握り返したようだ。